「自助具」とは、病気や事故・加齢等により生活のしづらさや身体の動かしにくさが出てきた時に、日常生活の様々な場面(食事や入浴、家事動作や趣味活動など)で、より便利に、より楽にできるように工夫された道具のことです。障がいのある方の生活の不便さは、一人ひとり違うため作業療法士をはじめとする支援者とともに道具や方法を検討して導入します。
その人にとってかけがえのない生活動作が、小さな工夫でできるようになる(やりやすくなる)ことは生活の広がりや自信、達成感にもつながります。
ツール研究委員会では、小さな道具や工夫で生活のしづらさを解決したり、いままで諦めていた楽しみややりがい・生きがいを再開するための方法をご紹介してまいります。不定期更新となりますが、困っている方の参考になること・支援をする人へのヒントとなるよう活用いただきたいと願っています。
第1回目は、2024年日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会東京大会でポスター発表をしてくださった、チームLEO(脳卒中当事者料理サークル)から情報提供をいただきました。料理は最大のリハビリ!をモットーに、東京都の障害者福祉会館を拠点に活動している脳卒中当事者、片麻痺女子3人組の片手料理サークルです。